(1)【音痴??】

結論から言いますと、殆どいませんね。
階段を思い浮かべて下さい。1段を上がるより2段を上がる方が筋力が要ります。また降りる時も同様です。力のかけ具合ですよね。

この階段の1段を音階の半音と考えて下さい。ド〜レに移動は2段、ドからミは4段と階段が増えます。

この原理と同じで、この声の高さをどれだけの筋力で出せば出るかがわかっていないだけなのです。高い声ほど筋力が必要ですよね。また低い声はいかにリラックスして出せるかですね。

この筋力のかけ具合がわかっていないだけなのです。しかし声は目にみえませんから、経験によって体得していくのです。その経験値がないだけなのです。運動性なので矯正は十分可能です。

ごく稀に、音痴の人は存在します。この場合は聴覚異常によるものです。これは医者との連係が必要になってきますが、ごく僅かです。

私も何十年と色んな人に接してきましたが、このタイプかと思われる人は1人でした。

(2)【発声方法!呼吸方法!】
よく「お腹から出せ!!」なんて良く言われたりしますが、お腹から声は出ません。お腹を使って出す!が正解です。よく「腹筋の使い方がわからない?」なんて質問が来ますが人間本来、自然と使っています。例えば、咳のマネをしてみて下さい。叫んでみて下さい。ちゃんとお腹は使われています。

ここで大事なのはお腹の周りの前しか意識しない人が多いのです。確かに、「息を吸ってお腹が出るように」と指導されますが、本当に大事なのは脇腹です。咳したり叫んだりした時には脇腹がちゃんとその瞬間に膨らみます。大笑いすると「お腹が痛い」ってなりますよね。この要素を歌の高音に利用します。腹筋の前と横の連携によってなりたっています。息を吸う時は前が出て、発声するときは音の高さに応じて脇腹の調整をします。これが本当の腹筋を使った発声法です。

また、歌うときに時間がある時には鼻で息を吸って呼吸して下さい。曲の途中で直ぐに吸わなくてはいけない時は仕方ありませんが、鼻で吸った方が加湿されるので、より良い呼吸になります。口で吸いすぎると声帯を乾かしてしまう事になります。

(3)【歌うと声が枯れる?】
これもよくある質問です。「カラオケに行っているがすぐ枯れる」等と言われますが、環境の事も考えて下さい。酒を飲みながら歌ったり、周りのタバコ等の影響でやられる事も多いです。

どんな歌手だって2時間も歌えばダメージはあるものです。それなりに声帯疲労はあります。
どんな声であろうが、プロとしてなら毎日2時間(1コンサート時間)持てばいいのです。
アメリカのミュージカルを見ていたら、「よくこんな声で毎日歌えるな??」と思う人も沢山います。

では、そんな方へのアドヴァイス
(1)枯れやすい人は「息が出すぎている」これは声帯という湿っていなければいけないものに、扇風機で風を送っているようなものですから、乾いてしまうのです。また歌っている途中ですぐ何か飲みたくなるというのも目安です。

(2)一番出しやすい音でロングトーンをしてみる。(18秒以上続かない人は息を無駄に使っている)少ない息で効率良く声を出すことです。ロングトーンの練習を!!お経を唱える等、同じ音程の持続もいいですね!

もちろん、ひどい場合は耳鼻咽喉科のでの治療も必要ですが、民間療法もあります。
ミチノ 立効丸 駆風解毒湯等または、、ネブライザーです。私は病院仕様のものを使っています。
(4)【歌の上達法!!】

(1)【滑舌!!】【耳!!】
意外と重要視されていない項目ですが、凄く重要な項目です。
日本語の場合、舌の使い方は3種類あり、発音する時はこの組み合わせで成り立っています。
「ラ」は舌の前、「ヤ」は真ん中、「カ」は後を使って発音します。言葉の明瞭さを出すのに必要です。また曲中の一部の言葉を強調する事によって表現力が増します。
その他には、「マ」「パ」等の唇をくっつける発音、「シ」等の子音といいますか、歯を使ったもの、「マ」「ナ」の鼻を使った言葉、「キャ」「ビャ」等の複合された言葉等、色々ありますが、初心者はなかなかハッキリ発音出来ていないものです。
最初は口が疲れるぐらいハッキリ発音してみましょう。慣れていきますとそれほど口を動かさなくても出来るようになってきます。後で説明しますが、歌うときの表情の訓練にもなります。

また、調子が悪くなった等、声のトラブルを起こしそうになっている時、声を出さなくても良いですから、しっかり動かしてみましょう。
喉がつまっている時は口の動きも鈍くなり、余計に負担をかけます。ですからそういう時ほど初心に帰って極力動かします。

また、外国の曲の練習も有効です。日本語の発音周波数帯域は英語に比べて低いのです。それだけ子音の強調等も違ってきますし、日本語にはない発音も練習になります。

日本人が英語が苦手な原因はこの周波数帯域の違いで、聞き取れないからです(トマティス理論)。また発音の違いを聞き取ろうとするので、耳の訓練にも役に立ちます。歌マネの上手な人は耳が良いのです。

(2)【ヴィヴラート、ヴァイブレーション】
これは4種類あります。これを駆使することによって表現力がアップします。
@音に対して上下の均等にかかるもの(普通)、A音に対して上に多くかかるもの(民謡に多い)、B音に対して下に多くかかるもの(演歌に多い)、C音が出て消えての繰り返しでかかるもの(オンリー・ユー等の特殊な曲)(擬似的なもの)の4種類です。

出来ない方の練習方法は、ドレドレドレと音を「ア」の母音で、すばやく移動させていきます。ドミドミドミと音を多少開きをつけて練習するのもいいです。口の中を見て、喉チンコが揺れていればOKです。稀にあごを使ってヴァイブしている人もいますが、邪道ですね。テンポによって違いますが、大体3連音符程度にかけると、一番心地よく聞けるヴァイブレーションの速さになります。後は曲に応じて、かけかたをかえると、なお良しです。

(3)【音域を伸ばす!!】

これは人によってまちまちですが、上の音域はある程度訓練でのばせます。
男性、女性共にミックスポジション(ミックスヴォイスとも言う)をマスターすれば、広がります。
これは、地声とファルセットをミックスさせて発声する方法です。

練習方法は、@出来る限り高い音を「ホー」(人によっては「フー」とやりやすい方)と出しそのまま音を下げていきます。
A出来るようになったら低い方から逆の事を繰り返す。ようするに喚声点を越えて行き来する事です。
B出来る限り切り替えの所のないようにしてゆく。他の母音でもやってみる(出来なければもとの「ホー」に戻す。
C歌の場合は、限界の音域まで頑張らないで、余裕のある時にファルセットに変える。そのファルセットを少し「ア」の口の形に近づけて少し地声っぽく聞こえる様にしてゆく。
D高い声がリラックスして出せるようになったら、低い声も脱力を覚えるので、出てきます。
音痴?の所で述べた様に、階段を上がっていく時には(高音を出す方向)力のかけ具合と述べましたが、低い声はいかに声帯を振るわせながら、脱力していくかなのです。よって、高い声がマスター出来れば、自ずと低い声も出てきます。(これは人によって限界はありますが・・)

ギターも調弦しても、ほっておけばダランと音がさがってきますよね?実は声も同じで、日頃のトレーニングを欠かすと同じ事になります(声では輪状甲状筋がこの役目を果たします)。声を聞いて相手の年代もわかりますよね?これも訓練していないからです。とにかく出しておく事です。

(4)【リズム感の向上!!音程感!!】

これも重要な部分です。色んなリズムがありますが、基本的に必ずどんな曲でも、「アフター・ビート」を感じながら、「体でリズムを取る」事です。

これは演歌も同じです。演歌でもバックの演奏にドラムが使われていますし、8ビートなんか凄く多いです。
なぜ「アフター・ビート」で感じるのか・・・それは基本のリズムが入っていれば、柔軟に曲を歌い上げられるからです。
これの最たるものがジャズではないでしょうか!自由にアドリブで遊んでいますが、基本のリズムからはずれるとダサくなります。

譜面通りに歌っても面白くないし、そこに遊び、ファジーな部分があってこそ味が出来てきます。
また、例えば「ラップ」してて、まったく動かず表現できますか?やはりそのリズムに合った身体の動きになるはずです。身体の動きもかっこよくなれば、自ずとリズム感も良くなってくるものです。

音程感も曲に合わせて変えます。例えば「ブルース」系なんかは若干音程を低めに取る方が、気だるく感じるし、明るい歌か暗い歌かによっても違ってきます。アップ&ダウン等も有効に使いましょう。

(5)【結局、歌うということは!!】

「ズバリ・・・演技力なのです!」

台本を渡されて演技するのが役者であるように、音楽を渡されて演技するのが歌手であるわけです。
色んな曲を歌い上げるのも、役者が色んな役を演じるのも同じです。
そこには、踊りがあったり、客へのアピールがあったり、照明、舞台装置等の総合的なものがあるわけです。

立ち姿、ダンス、目線等、全ての部分に関係してきます。歌っている時の表情も重要です。
ですから、その曲に合った全ての演技を演じきる事です。歌の場合も全てが同じ感じだと、どんなに上手くても飽きます。
違う感じの歌があったり、素晴らしいトークがあったりと色んな要素で成り立っています。

もちろん、技術の向上も重要な事ですが、自分の良さを自然に出せる人格の形成も重要な事ですね。
歌等は、年輪がものをいうものもあります。年がいかないと表現出来ないものもあります。奥が深いです。

「人生そのものが演技なのですから!!!!」



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